【Memo】Ubuntu 18.04でOneDrive を使う! --- 導入からデスクトップ上への起動時の自動マウントまで ---
やること
Ubuntu18.04でMicrosoftのOneDriveを使用できるように設定します。
起動時にクラウドディスクをマウントします。
いま複数のパソコンでファイルを共有にするには、MicroSoft のOneDrive、DropBoxなどのクラウドストレージの利用が便利です。以前DropBoxを愛用していましたが、DropBoxの無料版が3つの端末にしかインストールできなくなり、Office365を契約してOneDriveが1TBまで使用できるようになったことから、今はOneDriveを主に使用してます。しかし、OneDriveはWindowsやMacには専用アプリがありますが、Ubuntuにはありません。そこで、使用できるようにセッティングしました。いま三種混合でパソコンを使っているので、Ubuntuともデータやりとりができ、便利です。
ここでは、
Rcloneをインストール
Microsoftからはクライアントソフトがありませんので、いろいろなクラウドストレージサービスをUbuntuで使える「Rclone」を使用します
Rclonerclone.org
Rcloneのページでインストール手順は書いてますが、全部英語なので実施したことをメモっていきます。
これからすべて「端末」からの作業となります。
インストール
curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash
もし、curlがインストールされていなければ先に「sudo apt install curl」でインストールをしておいてください。
Rcloneの設定
設定の実行
rclone config
設定項目が表示されていくので、順次入力していく。入力する文字を:の後ろに記載します。
- 新しく設定するので、nを入力: n
- name> と聞かれるので、接続に使用する名前を入力する(自由でよい): onedrive
- ストレージのTypeを聞かれるので、その数字を入力する。実行したときはonedriveは23でした。増えていっているので変わっていた場合はonedriveの番号を入力してください: 23
- 「Microsoft App Client Id. Leave blank normally.」と聞かれるので、Enterキーのみを押す。: Enterキーのみ
- 「Leave blank normally」とある質問は、Enterキーのみを押す。: Enterキーのみ
- 「Remote config. Use auto config?」自動設定しますか?と聞かれるので、yを入力 : y
- Webブラウザが起動し、Microsoft OneDriveにログインする。「Success!」と表示されたら、端末に戻る。
- Onedriveのタイプを聞かれるので、使う番号を入力する。通常はPersonalで1。: 1
- 確認事項があるので、確認していく。通常、y:y
設定が終わったら、rcloneを終了させて、設定完了です。(メニュー表示になったら、qを入力)
設定が成功していたら、以下のコマンドでOneDriveのフォルダが表示されます。
rclone lsd onedrive:
マウントする
最初にマウントするディレクトリを作成します。これは最初の1回だけでよいです。
mkdir onedrive-mount
次のコマンドでマウントします
rclone --vfs-cache-mode writes mount onedrive: ~/onedrive-mount/ &
このままだと起動のたびにコマンドを入力してマウントしないといけないので、crontabに書き込んで起動時にマウントコマンドを実行するようにします。
- 端末に「crontab -e」と入力するとcrontabのファイルがエディタで立ち上がる
- そのファイルの最終行に「@reboot rclone --vfs-cache-mode writes mount onedrive: ~/onedrive-mount/ &」を追加し、保存・終了する。
- PCを再起動して、ディスクトップに「onedrive-mount」のアイコンが表示されていれば成功! 私の場合、なぜかわかりませんが10回に1回くらい起動時にマウントされないことがあります。
【追記】
rcloneでマウントしている場合、一つのフォルダに多くのファイルが入っていると、そのフォルダを開いたときに表示にとても時間がかかります。
これはすべてのフォルダのファイルを読み込んでから表示するためです。ブラウザからOneDriveにアクセスすると画面の範囲しか読み込まないので、表示がはやいです。
フォルダの中のファイル数が多い場合はフォルダに分けて保存するか、ファイルが多いフォルダにアクセスするときはブラウザからアクセスするのがよいです。
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