【Memo】Ubuntu18.04をリモートで動かす! --- Windows10 から ---
やること
少し前のページでUbuntu18.04のパソコンを他のUbuntuやMacからリモートでUbuntuを動かすのを書きましたが、Windows10からも接続するようにしましたので、新たなメモとしておいておきます。VNC接続を使ったリモートデスクトップで、ファイルの受け渡しの設定はしてません。。回はLANの中で動かすことを前提にしています。LANの外から接続する場合はTeamViewerを使っています。
gen-todoroki.hatenablog.com
私の場合はUbuntuを24時間稼動のデータチェックマシンとして使用しているので、そのマシンにアクセスするときに使用しています。データチェックマシンはひっそりとお家の片隅においておき、必要時にいつも使うPCからアクセスして情報をとってきてます。便利です。
なおここでは、ホストPC=操作されるPC(Ubuntu18.04)、クライアントPC=操作するPC(Windows 10)とします。
使用している感想
ググれば、いくらでも方法はでてきますので、感想を先に書いときます。
- クライアントがWindowsの場合は、ほどほど快適
Windows10からの動きはもっさりしています。しかしポインタの追随性やスクロークの動きなどは十分使用に耐えられます。
いつもリモートでプログラムするのはしんどいですが、ちょっとしたプログラムなら問題なレベルです。
クラインとPCとしての快適性は、 Ubutnu > Windows10 > Mac、となります。
- クライアントPCがUbuntuの場合は快適
ホストPCが非常に古い(7、8年落ちかな?)PCのため、PC自体の動きがもっさりしてますが、作業は問題ないです。どちらの端末を動かしているのかを錯覚するときあります。ファイルのやりとりもファイルアプリ(Nautilus)で簡単です。
- クライアントPCがMacの場合は、快適とはいえない
Macの場合は、スクロールをしたときの表示がニョロニョロ?とした動きで違和感があります。Macで使用していて最も気になるのが、ポインタの矢印です。MacのポインタとUbuntu(ホストPC)のポインタの両方が表示されます。もちろん有効なのはホストPCのポインタですが、動かすのはMacのポインタです。ホストPCのポインタの動きに遅れがありますので急ぐと違うところクリックしてしまいます。
とはいっても、動作確認やプログラムの微修正などに問題なく使用しています。
ホストPC(Ubuntu18.04)の設定(Macからリモート接続する場合と全く一緒です)
リモートデスクトップ(ホストPC)の設定
先人のお知恵を活用させていただき、以下に従って設定します。
minoru.okinawa
流れは以下です。
- 画面共有をオンにする (設定→共有→画面共有 )
- サスペンドに入らないようにする (設定→電源→自動サスペンド オフ)
- ホストPCのローカルIPアドレスを確認する (端末→ ifconfig)
- Macからつなぐ場合、Ubuntuの暗号化通信をオフにする
ここで、一番つまずいたのは 4. です。Ubuntuから接続するときは実施する必要がありませんが、実施せずにMacから接続しにいくと、「リモートコンピュータのソフトウェアが、このバージョンの画面共有と互換性がないようです。」といわれて接続できません。
【Ubuntu 20.04/18.04 Desktop】WinやMacパソコンからVNCでリモート接続し画面共有する | The modern stone age.をみつけ、端末から以下のコマンドを入力しましたが接続できなかったです。
gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false
ホストPCの暗号化を解除したはずなに接続できない原因はホストPCにAnacondaをインストールしていたため、端末の環境が(base)の仮想環境となっていたからでした。端末の開始の文字が(base)と表示されている場合は(base)にいますので、baseから脱出します。その後、さきほどのコマンドを入力したらOKでした。
conda deactivate
gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false
余談ですが、Ubuntuのデスクトップ画面の上部に表示されている時間表示を月日をいれたいときも、(base)環境から出ていないと機能しません。(base)からでて、以下のコマンドをいれてください。
gsettings set org.gnome.desktop.interface clock-show-date true
クライアントPC:Windows 10の設定
リモートデスクトップ(クライアントPC:Mac)の設定
VNCで接続するために、VNCソフトをインストールがする必要があります。
Windows向けにいろいろなVNCソフトがありますが、昔からあるReal VNC Viewerをインストールします。
インストーラーをダウンロードしてからインストールしてください。
インストール後、立ち合げて、こんなことができますよ画面がでますので、「Got it」をクリックします。
あとはAccess your remote computers をにいくと、IPを入力なりますので、ホストPCのIPを入力してください。
パスワードを聞かれて、ホストPCで設定したパスワードを入力したら、ホストPCの画面に接続できます。
ホストPCの暗号化通信をオフにしていますので、「Unencrypted connection」(暗号化されてない通信ですよ)と表示がでますが、「continue」をクリックして進んでください。
ファイル受け渡し(クライアントPC:Windows10)の設定
これはあまり必要性がなかったので設定をしていません。
とりあえずOneDriveを使えばいけます。
gen-todoroki.hatenablog.com
'--------------------おしまい--------------------'